通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験
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概要
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近年、県内アユ養殖場において通称「ボケ病」(以下、「ボケ病」という)と呼ばれ、短期間で大量の死亡をもたらす病気が多発し甚大な被害をもたらしている。現在のところ、本疾病の原因は判明していないが、病気の発生状況から病原体による感染症の疑いも考えられたため、ボケ病耐過魚との同居感染試験を実施した。平成16年9月2日~10月4日に、9月2日に民間養魚場から輸送したボケ病耐過アユを試験区のdonorとし、栃木県漁連産アユを試験区のrecipient及び対照区の供試魚として用いた。期間中の死亡率は、試験区のrecipientが70。9%、donorが17。4%、対照区で2。5%であった。recipientの死亡原因はギロダクチルス症と冷水病の合併症であった。試験期間中、試験区も対照区もボケ病の発生は見られず、ボケ病の感染を実証することはできなかった。
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