在来水産資源生態調査研究
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概要
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ニッコウイワナの系統保存を図るため,在来の遺伝子集団が生息すると推定された鬼怒川水系の2本の河川(蜂ケ沢,野尻沢)において平成6年度に採集した親魚をもとに人工繁殖した第1代の魚を飼育した。蜂ケ沢の系統の飼育数は当初851尾であったが,4月25日にへい死が始まった。11月7日の生残数は142尾であった。平成8年3月31日の生残数は119尾で,12月4日以降に1尾が共食いされたと考えられた。野尻沢の系統の飼育数は当初575尾であったが,4月当初から6月3日にかけて急激なへい死が続いた。生残数は7月24日には66尾,9月21日には36尾,11月21日には30尾と徐々に減少した。平成8年3月31日の生残数は48尾であった。
- 1997-03-00
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