IHN対策試験(平成13年度~平成17年度)
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概要
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ニジマスのIHNVに対する抵抗性を高めるために免疫賦活物質が配合された市販配合飼料の投与について試験を実施した。魚餌付け後7週令の長野県産ニジマスを用い、免疫賦活物質のβ-1・3/1・6グルカンを配合した配合飼料(以下「試験飼料」)を用いた。対照として、β-1・3/1・6グルカンを含まない配合飼料(以下「対照飼料」)を用いた。飼料効率は、やや試験区のほうが良い結果であった。死亡率は、対照区-1と対照区-3とも2%であった。いずれの死亡魚も、IHNの症状を呈し、IHNウイルスが分離された。β-1・3/1・6グルカンを与えた区では死亡は見られなかったが、対照区における死亡率が低いため、β-1・3/1・6グルカンの有効性の判定をすることができなかった。
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