水産用医薬品残留試験(平成8年度~平成16年度)
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概要
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サケ科魚類に発生する細菌性腎臓病の細菌性腎臓病の原因菌は、親魚から卵に垂直感染が成立し、卵中に菌が侵入する。この垂直感染を阻止する方法として、エリスロマイシンを親魚に接種する方法が知られている。平成13年度及び平成14年度には、エリスロマイシンを接種した親魚から得られた卵に薬剤の残留が認められたため、その後の追跡調査として本試験を実施した。平成14年度にエリスロマイシンを接種した湖産ヒメマス親魚から得た成魚〔放流用11尾(62g/尾)、親魚候補用10尾(70g/尾)〕を薬剤残留分析用検体として供した。採卵時の卵中のエリスロマイシン残留濃度は、1。33ppmであった。今回の検査部位は、筋肉及び内臓とした。検体の採卵から今回のサンプリングまでの日数は552日であった。放流用及び親魚候補用ヒメマスのいずれからもエリスロマイシンは検出されなかった。
- [栃木県水産試験場]の論文
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