東京女子医科大学病院における造血幹細胞移植の後方視的解析
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概要
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我々は1985年2011までに東京女子医大で行われた造血幹細胞移植症例全例を後方視的に解析した.全体で207症例(18例の慢性骨髄性白血病(CML)、28例の急性骨髄性白血病(AML)、30症例の急性リンパ性白血病、83例リンパ腫、30例の多発性骨髄腫を含む)に223回の移植が行われていた.同種移植では血縁ドナーが62%、非血縁骨髄が24%、非血縁臍帯血が14%であった. 第一慢性期に移植を受けたCML患者は5年後も76.9%が生存していた.AMLにおいては寛解状態で移植を受けた患者の5年生存率が71.4%、非寛解期の移植で28.6%であった(P=0.04). ALLでは2007-2011年に移植を受けた患者の3年生存率が67.5%で1985-2006年に移植を受けた患者より有意に改善していた.びまん性大細胞型リンパ腫では第一寛解期にup-frontに自家移植を受けた患者は全例生存していた.また前処置にRituximabを使用した症例の生存は有意に優れていた.多発性骨髄腫患者では完全寛解あるいは良好な部分寛解の患者の5年生存率が75%で、 それ以下で移植を受けると47.8%であった(P=0.09).東京女子医科大学で行われた造血幹細胞移植の概略とその結果を報告した.
- 2013-03-31
著者
-
兒玉 聖子
東京女子医科大学血液内科
-
近藤 年昭
東京女子医科大学血液内科
-
安並 毅
東京女子医科大学血液内科
-
寺村 正尚
東京女子医科大学血液内科
-
泉二 登志子
東京女子医大心研
-
森 直樹
東京女子医科大学血液内科
-
岡村 隆光
東京女子医科大学血液内科
-
寺村 正尚
東京女子医科大学 皮膚科学教室
-
増田 道彦
東京女子医大血液内科
-
山田 修
東京女子医科大学血液内科
-
岡村 隆光
東京女子医科大学
-
石山 みどり
東京女子医科大学
-
志関 雅幸
東京女子医科大学
-
浅野 千尋
東京女子医科大学血液内科
-
山田 修
東京女子医大・総合研究所/血液内科
-
安並 毅
東京女子医科大学
-
風間 啓至
東京女子医科大学 血液内科
-
森 直樹
東京女子医科大学 血液内科
-
近藤 年昭
東京女子医科大学 血液内科
-
吉永 健太郎
東京女子医科大学 血液内科
-
三橋 健次郎
東京女子医科大学 血液内科
-
吉永 健太郎/榎本
東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学八千代医療センター血液・腫瘍科/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学八千代医療センター血液・腫瘍科/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/東京女子医科大学医学部血液内科学/獨協医
-
志関 雅幸
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
丁 曄
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
石森 紀子
東京女子医科大学八千代医療センター血液・腫瘍科
-
榎本 有希
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
渡邉 彩
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
志村 華絵
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
田中 紀奈
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
今井 陽一
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
岡村 隆光
獨協医科大学越谷病院内科
-
増田 道彦
東京女子医科大学八千代医療センター血液・腫瘍科
-
兒玉 聖子
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
泉二 登志子
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
安並 毅
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
吉永 健太郎
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
近藤 年昭
東京女子医科大学医学部血液内科学
-
浅野 千尋
東京女子医科大学八千代医療センター血液・腫瘍内科
-
浅野 千尋
東京女子医科大学 八千代医療センター内科
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