南極・昭和基地におけるサブミクロン粒子粒径分布の季節変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2004年2月〜 2005年1月にかけて昭和基地で直径5-168 nmの粒径分布を連続観測した.粒径分布は,冬に1〜 2のモードから成り,濃度の高いモードは50 nm以上であることが多く,春〜 夏や秋には2〜 3のモードから成り,濃度の高いモードは20-80 nm付近にあることが多かった.50 nm以上に谷を持つ粒径分布の出現頻度は,開水面が昭和基地に近い夏〜 秋に多かった.一山のみの粒径分布は冬と初夏に多くなり,冬には幅が広く,初夏には幅の狭い分布を示した.初夏から初秋にかけて,10-20 nm付近の核形成モード粒子の濃度が高くなることがあった.11月下旬には,カタバ風の弱くなる午後に核形成モード粒子の濃度が高くなる事例を数日にわたり観測した.
- 国立極地研究所の論文
- 2010-12-28
著者
-
山内 恭
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
和田 誠
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
林 政彦
福岡大学理学部
-
山内 恭
国立極地研究所
-
長田 和雄
名古屋大学
-
矢吹 正教
東大宇宙線研
-
山内 恭
極地研
-
塩原 匡貴
国立極地研
-
長田 和雄
名大院環境
-
西田 千春
名古屋大学大学院環境研究所
-
和田 誠
極地研
-
原 圭一郎
極地研
-
林 政彦
福岡大理
-
原 圭一郎
名古屋大学太陽地球環境研究所
-
林 政彦
福岡大学理学部地球圏科学科
-
西田 千春
福岡大・理
-
原 圭一郎
福岡大・理
-
塩原 匡貴
情報・システム研究機構 国立極地研究所
-
矢吹 正教
情報・システム研究機構 国立極地研究所
-
矢吹 正教
極地研
-
矢吹 正教
千葉大 CEReS
-
原 圭一郎
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
和田 誠
国立極地研究所
-
塩原 匡貴
気象庁気象研究所:(現)国立極地研究所
-
原 圭一郎
極地研:(現)福岡大・理
-
Hayashi M
Solar-terrestrial Environment Laboratory Nagoya University
-
長田 和雄
名大院
-
塩原 匡貴
国立極地研究所
-
原 圭一郎
福岡大 理
-
長田 和雄
名古屋大 大学院環境学研究科
-
林 政彦/長田
福岡大学理学部地球圏科学科/名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/山梨大学大学院医学工学総合研究部/佐賀大学理工学部/情報・システム
-
長田 和雄/原
名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/名古屋大学大学院環境学研究科/山梨大学大学院医学工学総合研究部/東京理科大学理学部/名古屋大学
-
塩原 匡貴/矢吹
情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/エナジシェアリング/富山大学大学院理工学研究部/山梨大学大学院医学工学総合研究部
-
原 圭一郎/長田
情報・システム研究機構国立極地研究所/名古屋大学大学院環境学研究科/名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/福岡大学理学部地球圏科学科
-
原 圭一郎/長田
情報・システム研究機構国立極地研究所/名古屋大学大学院環境学研究科/名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/福岡大学理学部地球圏科学科/情報・システム研究機構国立極地研究所
-
原 圭一郎/長田
情報・システム研究機構国立極地研究所/名古屋大学大学院環境学研究科/福岡大学理学部地球圏科学科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極
-
原 圭一郎/長田
情報・システム研究機構国立極地研究所/名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/福岡大学理学部地球圏科学科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極
-
長田 和雄/林
名古屋大学大学院環境学研究科/福岡大学理学部地球圏科学科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極
-
原 圭一郎/松木
情報・システム研究機構国立極地研究所/金沢大学フロンティアサイエンス機構/北海道大学大学院工学研究院/金沢大学フロンティアサイエンス機構/情報・システム研究機構国立極地研究所/
-
林 政彦/松本
福岡大学理学部地球圏科学科/福岡大学理学部地球圏科学科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/金沢大学フロンティアサイエンス機構
-
長田 和雄/西田
名古屋大学大学院環境学研究科/名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立
-
原 圭一郎/平沢
情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所
-
長田 和雄/原
名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/気象研究所
-
原 圭一郎/長田
情報・システム研究機構国立極地研究所/名古屋大学大学院環境学研究科/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/情報・システム研究機構国立極地研究所/福岡大学理学部地球
-
塩原 匡貴
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
山内 恭
国立極地研究所:総研大極域科学専攻
-
西田 千春
名古屋大学大学院環境学研究科
-
林 政彦
福岡大学理学研究科地球圏科学専攻
関連論文
- エアロゾルゾンデによる極成層圏雲観測 : エアロゾルゾンデ内でのPSC粒子の変質の可能性について
- 北海道紋別市で行った大気観測における無人航空機の飛行特性と気象測器の動作状況
- 小型クライオサンプラーを用いた昭和基地での成層圏大気採取実験:第49次隊実験報告
- A307 ILAS-IIデータ質の初期的評価(衛星からの大気観測 : 日本の貢献と将来展望I)
- A111 南極域におけるブロッキング後の総観規模場の変化とドームふじ基地の雲・降水(スペシャル・セッション「国際極年(IPY)2007-2008の成果と将来展望」I)
- J-Tクーラーを用いた小型成層圏大気クライオサンプラーの開発
- P333 ILAS-IIエアロゾル消散係数V1.4データ質評価
- P159 Optical Particle Counterによって観測されたSubvisual Cirrus Cloudsに対するライダ観測の感度の考察
- JARE42しらせ航海における対流圏エアロゾルの特徴, および光学測定器を用いたエアロゾル複素屈折率の導出
- 気球搭載型OPCによる北極域, 赤道域成層圏エアロゾル層の観測
- 東南極高原上空の雲のライダー観測
- ラマンライダー・航空機による対流圏エアロゾルの観測
- スバルバールとドーム基地上空で検出した極成層圏雲(PSC)の層構造について
- ドームふじにおけるOPCとライダーによる極成層圏雲の観測(1)
- 南極大陸上空における極成層圏雲の変動について
- Ny-@90lesundにおける成層圏エアロゾルのライダー観測 -1994年-1998年, 火山性成層圏エアロゾルの動向-
- P189 福岡でのエアロゾル光学特性2008年春季集中観測期間中の炭素成分分析結果
- 南極昭和基地での係留気球を用いた下部対流圏エアロゾル観測の報告
- 1997年冬季ドームふじ上空で観測された極域成層圏雲
- ILAS及びライダーデータを用いた極域成層圏雲の解析
- 北極対流圏におけるエアロゾルのふるまい
- ビナツボ火山噴火以後の成層圏エアロゾル層 : 北極OPC観測と1次元モデルとの比較
- D215 鉱物粒子の水蒸気吸収特徴のESEMによる研究(エアロゾル)
- ライダーとエアロゾルゾンデ同時観測で得られた対流圏エアロゾルの光学特性について
- ニーオルセンの極夜における新雪と環境大気の化学成分の観測
- 降雪粒子の酸性化機構(6) : 北極域厳冬期における観測
- P340 福岡での2009年春季エアロゾル光学特性集中観測期間中の炭素成分分析結果
- B211 福岡での2008年春季エアロゾル光学特性集中観測(エアロゾル)
- P220 ライダーとエアロゾルゾンデ同時観測で得られた対流圏エアロゾルの光学特性について
- P152 中国敦煌における境界層エアロゾルの数濃度の鉛直分布と変動
- 中国敦煌におけるエアロゾルの粒径分布の鉛直分布と変動
- 2002年春季ライダーで観測された対流圏エアロゾルの光学的特性について
- エアロゾルからみた赤道域T-S遷移層 : ジャワ島上空のin-situ気球観測を中心として
- ライダーによる福岡上空での成層圏エアロゾル観測
- D311 2009年7月22日の日食時気温変化と都市と郊外の熱慣性(大気境界層)
- P147 熱帯圏界面付近に存在する巻雲の粒径分布の再現実験
- P351 タイで放球したOptical Particle CounterとライダによるSVCの同時観測
- P258 Optical Particle Counterによって観測されたSubvisual Cirrus Cloudsの1次元モデルによる考察
- P312 南極・昭和基地における粗大粒子濃度の季節変化
- 南極・昭和基地における清浄大気観測室の設置について
- C168 南極・昭和基地におけるエアロゾル粒径分布の季節変化(物質循環II)
- P132 乾燥大気中における煤と硫酸塩の内部混合エアロゾル粒子
- P131 黄砂時における粗大エアロゾル粒子の混合状態と吸湿特性
- A156 南極ドームふじ基地における雲・降水の観測と数値モデリング(グローバルな雲・降水システムの研究の現状と将来,専門分科会)
- 対流圏・成層圏の環境
- Optical Particle Counter による対流圏 ・成層圏エアロゾルの観測
- 1:第38次南極観測報告
- D211 露点-70℃での微小氷晶形成実験 : 氷晶核の活性化条件と氷晶形態(降水システムI,口頭発表)
- P302 -50〜-80℃,100Paで形成された微小氷晶の形態と成長
- (C)研究科共同研究経費研究成果報告 : 「極域エアロゾルの鉛直構造と圏間物質交換に関する研究」
- 第11回エアロゾル基礎講座報告
- P304 ESEM-EDXによる個別エアロゾル粒子中の窒素定量分析法の検討
- P396 梅雨期の北海道オホーツク海岸域における無人航空機による大気観測
- P143 福岡における硝酸の粒子化のプロセス
- C107 西日本上空の対流圏エアロゾルの粒径分布直接観測(物質循環I)
- B307 九州北西部上空における鉱物と海塩の混合粒子の割合と形成プロセスの検討 : 福岡県雷山上空での無人航空機観測より(アジアンダスト粒子特性,スペシャルセッション「アジアンダスト」I)
- マルチアングルカウンターによる複素屈折率の推定
- 顕微ラマン分光法による個々の黄砂粒子の特性化の試み
- 顕微ラマン分光法による個々の黄砂粒子の特性化の試み
- みずほ基地での放射および微気象要素観測システム(英文)
- 雲水量からみた南極沿岸部の降水雲の季節変化
- 南極海における大気中ラドン濃度観測
- 航空機を用いた北極上空大気エアロゾルの観測
- 「海鷹丸」による南大洋の大気中硫化ジメチル濃度観測
- 研究ニュース
- 南北両極域における大気中の温室効果気体と関連気体の変動
- 北極航空機観測計画(AAMP02)と南極昭和基地,スウェーデン・キルナおよび日本三陸上空における成層圏大気採取実験によって観測された 大気主要成分の重力分離
- 「極域大気・物質循環研究」の系譜
- 春季〜 夏季の北極対流圏中の大気エアロゾル -組成と混合状態の空間分布-
- 昭和基地で観測されたヘイズ現象
- エアロゾルゾンデによる南極昭和基地上空の成層圏・対流圏エアロゾル濃度の季節・経年変化の観測
- 南極対流圏のエアロゾル鉛直分布とその季節変化
- 南極対流圏中の超微小粒子の揮発特性とその季節変化
- 昭和基地とドームふじ基地におけるエアロゾル粒径分布の通年観測
- 昭和基地で観測された大気エアロゾル中の金属成分および炭素成分の季節変動
- 1997年春季に南極昭和基地において発現した地上オゾン急減現象
- 南極域での海塩粒子 -大気中の変質過程と海氷・積雪中の組成分別過程-
- 昭和基地における大気中粗大粒子濃度の季節変化
- 南極・昭和基地におけるサブミクロン粒子粒径分布の季節変化
- 南極沿岸域でのブラックカーボン-季節変化と輸送過程-
- XRFによる昭和基地大気中浮遊粒子状物質の特性化
- ヘリウムマイクロ波誘導プラズマ発光分析法(He-MIP-AES)による昭和基地大気中エアロゾルの特性化
- 夏季南極対流圏中のエアロゾル粒子の分布と混合状態 -ANTSYO-II(AGAMES)観測-
- クライオジェニックサンプラーを用いた昭和基地上空における成層圏大気中の温室効果気体観測
- 北極で観測した気柱雲水量と大気中積雪中の微量成分の関係
- 南太洋オーストラリア区における表層海洋中の二酸化炭素分圧の経年変化と季節変化
- 海洋観測専用船による南極海の大気エアロゾル観測
- 昭和基地における地上エアロゾルモニタリング
- 国際極年オスロ科学会議参加報告
- P408 南極氷床への対流圏大気の輸送メカニズム(ポスター・セッション)
- 「しらせ」搭載用コンテナ実験室の概要
- P162 南極対流圏中の海塩粒子 : 変質と組成分別(ポスター・セッション)
- B305 南極氷床への対流圏大気輸送とSAM(AAO)の関係(中高緯度大気,一般口頭発表)
- 北極気候変動観測プロジェクト用ミリ波雲レーダFALCON-IIIの開発
- C170 南極昭和基地大型大気レーダー計画の現状(中層大気研究の新展開,専門分科会)
- P314 南極内陸調査ルート上の年間涵養量と大気輸送の関係(ポスター・セッション)
- 1997年春季に南極昭和基地において発現した地上オゾン消失現象
- P151 夏季南極大陸上の海塩粒子 : 変質と組成分別(ポスター・セッション)
- 1. 新しい南極昭和基地大型大気レーダー(PANSY)から見えるもの(2011年度春季大会シンポジウム「変動する地球気候の鍵-南極・北極-」の報告)
- はじめに(2011年度春季大会シンポジウム「変動する地球気候の鍵-南極・北極-」の報告)