16 有毒アオコMicrocystis viridisから単離した新奇三環性デプシペプチドMicroviridinの構造(口頭発表の部)
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概要
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Cyanobacteria of Microcystis species have been promptly studied from the environmental, toxicological, biological, and chemical point of views because they are responsible for water blooms frequently producing potent hepatotoxins. During our works on the toxins, we found that an HPLC fraction contained a peptide, which exhibited tyrosinase inhibitory activity. This report describes elucidation of its marvelous structure. The methanol extract of an axenical clonal strain of M. viridis was separated by HPLC to afford a colorless solid, microviridin. Microviridin (1) produced 14 amino acids on hydrolysis. The GCMS analysis using a chiral column indicated that all the amino acids are in an L-form. The structure of 1 was elucidated by spectroscopic analyses including 2D NMR and chemical reactions. Microviridin possesses the novel tricyclic structure containing two ester linkages, which is the first example of tricyclic depsipeptide from natural resources.
- 天然有機化合物討論会の論文
- 1990-09-25
著者
-
彼谷 邦光
東北大学大学院環境科学研究科
-
楠見 武徳
筑波大化
-
石塚 みどり
筑波大化
-
柿澤 寛
筑波大化
-
石塚 みどり
筑波大応生 TARAセ
-
渡辺 信
国立環境研
-
渡辺 信
国立公害研究所
-
彼谷 邦光
国立公害研
-
楠見 武徳
徳島大院・薬
-
渡辺 信
国立公害研水質
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