物理テンソル量の補間とその応用(セッション6:CG一般)
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概要
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有限要素法による物理シミュレーションは,コンピュータグラフィックスにおいてリアリティの高い映像を得るためによく利用される.しかしながら,シミュレーションの初期値とその結果の関係は非常に複雑であり,ユーザが欲しいシーンを得るためには長時間の試行錯誤が必要となる.本報告は,有限要素法による物理シミュレーションにおいて意図したシーンを生成するための,対象物体内のテンソル場の編集を行う手法を提案する.これは,有限要素法シミュレーションにおいて重要な物理パラメータである,応カテンソルの補間を行うことで実現される.本手法の貢献は,応カテンソルを四元数として表現するとともに,ひとつのテンソルに複数の四元数表現が対応する曖昧性を除去した,効率の良い補間手法を新たに提案することにある.本手法により,離散的に与えられたテンソルを対象領域内で補間して滑らかなテンソル場を生成することができ,これにより物理シミュレーションにおける物体の破砕等の明示的な制御を可能にすることができる.
- 2008-02-18
著者
-
高橋 成雄
東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
西田 友是
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
西田 友是
東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
西田 友是
東京大学大学院
-
相澤 雄太
東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
高橋 成雄
東京大学新領域創成科学研究科
-
高橋 成雄
東京大学大学院情報理工学系研究科:東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
高橋 成雄
東京大学大学院
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