ウシSIgA,IgGlの酵素消化に対する安定性の比較
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概要
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牛初乳から得たIgG1とSIgAのみを含む画分について,各種タンパク分解酵素に対する抵抗性を,SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動と免疫電気泳動によって調べた。パパイン,ペプシン,キモシンを用い,pH3〜6,37℃で消化実験を行った。IgG1,SIgA共にpH3と4,でペプシン,キモシンによる分解が大であったが,パパインでは酸性側での分解の方が弱かった。さらに常にIgG1がSIgAよりもそのバンドの消失が早く,酵素消化に対してSIgAはより抵抗性をもつ事が確かめられた。
- 帯広畜産大学の論文
- 1980-11-29
著者
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