バルククーラー貯蔵乳の細菌数の推移および菌相に関する調査
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概要
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本学付属農場バルククーラーの洗浄効果と貯蔵乳の一般細菌数,低温性細菌数の季節的変動,菌相の変化およびタンパク質分解性,脂肪分解性について調査し,以下の結果を得た。1バルククーラー自動洗浄後の壁面の残存細菌数は80/1,600cm^2,付着タンパク質および脂肪除去率はそれぞれ13%,37%であった。したがって洗浄方法の検討が必要である。さらに低温性細菌の増殖傾向からみて,冷却設定温度を4℃以下に下げることが望ましい。2貯乳中の一般細菌数の範囲は7×10^2〜6×10^4,低温性細菌数は6×10^2〜3×10^4であり,季節的変動は比較的少なかったが,貯乳中に低温性細菌の増殖傾向がみられた。3低温性細菌相は,11月の調査時点のみStreptococcusが優勢で64%を占め,他の期間ではAchromobacter,Pseudomonasが80%以上を占めていた。4分離された低温性細菌のうちタンパク質分解性,脂肪分解性の菌はそれぞれ94〜100%,84〜99%であった。
- 帯広畜産大学の論文
- 1977-01-17
著者
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