密度勾配管法によるキモシン-κ-カゼイン反応測定の試み
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概要
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凝乳酵素キモシン(EC3.4.23.4)によるウシκ-カゼインのパラ-κ-カゼインとグリコマクロペプチドへの開裂,および続いて起こる凝集反応は密度変化を伴い,密度勾配管法によって測定可能であった。密度勾配はケロシンとブロムベンゼンの混合により作成し,その勾配は1cm当り0.006g/ml,温度は20°±0.005℃に設定した。酵素反応はpH7.1,0.2M Tris-maleateバッファー中で行い,κ-カゼイン溶液とキモシン溶液を混合後,直ちに密度勾配管に滴下して経時的に測定した。結果を一次反応の速度式で解析し,得た速度定数は0.5×10^<-3>〜1.3×10^<-3>sec^<-1>の範囲であった。
- 帯広畜産大学の論文
- 1980-11-29
著者
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