耳栓型音響変換器による変調超音波から復調される可聴音の音響特性
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概要
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本報告では,振幅変調超音波を耳栓に入力し,(a)耳栓によって超音波暴露から聴覚系を保護し,(b)耳栓内部の非線形相互作用によって短距離で二次波を復調して可聴音を再生でき,(c)耳栓と鼓膜によって閉じられた管状小容積腔を形成して復調した可聴音で駆動する耳栓型音響変換器を提案する.上記の特徴について検討を行った結果,耳栓によって一次波は約53dB減衰するのに対し,二次波の減衰は約30dBであること,周波数特性は20Hzから200Hzまたは300Hzから3kHzにかけて平坦性があること,振幅変調超音波を直接鼓膜へ放射した場合に対して受聴音量の周波数特性は約20dB大きいことが明らかになったので報告する.
- 2007-10-11
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