超音波の骨導断続音融合弁別閾値による自動車運転における疲労度測定
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概要
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自覚症状ばかりでなく客観的な疲労度を知ることは交通事故防止の意味で重要課題である.しかし, 現在の精神生理学において疲労のメカニズムは, はっきりと解明されていない.そこで, 音響的見地から超音波領域の骨伝導断続音融合弁別閾値(FDL[Hz」)を利用して疲労度測定法の基礎的な検討を行った.超音波は可聴領域の音とは異なる聞こえのために車内での測定にも適していると考えられる.本報告では, まず, 自覚疲労度とFDLの関係を検討した.次に, 自動車運転シミュレータを利用し, 長時間の運転とFDLとの関係を検討した.最後に, 実際に長時間運転したときのFDLとの関係を検討した.これらの結果から, 自動車運転による精神疲労とFDLとの関連性が認められたので報告する.
- 2001-10-19
著者
-
降旗 建治
信州大学工学部
-
柳沢 武三郎
信州大学工学部電気電子工学科
-
柳沢 武三郎
信州大学工学部
-
近藤 暹
広島修道大学商学部
-
粥川 大祐
信州大学工学部電気電子工学科
-
近藤 暹
株式会社東京情報科学研究所
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