アルカリ土壌の改良 : 焼結層を持つ試験圃場の設置

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
中国河北省および内蒙古自治区に広がるカルシューム系アルカリ土壌(ソロンチャク、白干土)および黒龍江省および吉林省に広がるナトリューム系アルカリ土壌(ソロネッツ、草甸塩類土)の改良を目的とする。アルカリ土壌の新しい根本的な改良方法として、Ap層より下のBca層またはB層を焼結することによって粗粒化して、地下水の毛管上昇を遮断することを考えた。これにより塩類の上昇は押さえられるし、かつ夏の降雨によって、Ap層にすでに蓄積されている塩類は下層へ洗い流されると考えられる。本年(2004)は、まだ土壌焼結プラウが完成していないので、このプラウで施工された状態を想定した実験圃場を製作した。すなわちBca層またはB層の下に焼結土壌層の換りに厚さ10cmの荒い砂の層を設置した。ここで地下水の毛管上昇を遮断することを試みた。
2004-12-30

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク