中国河北省、内蒙古に広がる白干土の調査報告書 : 機械による土層改良の可能性

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概要

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中国外国専家局の委託で、日本の専門家に依頼して河北省と内蒙古自治区に広く分布している白干土の調査を行った。先進的な土壌改良機械を使用して白干土が改良できるかどうかを調査した。主な調査結果は白干土のpHは7.2〜8.8であった。この内Ca沈積層のpHは最高であった。非潅漉地ではCa沈積層の土壌硬度は5MPa以上で、粘着力は60〜65Paであった。白干土は黒龍江省の白漿土と比べると土壌硬度、粘着力ともより強い。したがって土層改良の際、より大きな牽引抵抗力が要求されると考えられる。中日協力で白漿土の改良のために開発した三段式心土混層プラウは白干土改良に有効な手段になる可能性があると考えられる。調査結果を分析した上で専門家は白干土改良には三段式心土混層プラウとは少し異なる土壌改良機械を開発すべきであるとしている。
2001-12-30

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