保健室の会話記録から相互行為をどこまで読み取れるか : ハーバーマス「コミュニケイション的行為論」の可能性(2)
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概要
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相談の過程で生徒Kの[nod]#([頷く]泣きながら目や鼻をぬぐう)サインが連続して表出される状況が現れる。それは養護教諭NがKに心理的パニックに対して生活改善を指示する発言と対応している。KのサインはNの指示とのズレ=食い違いを表示するものである。この状況ではK-N間で発言する主題に不一致が生じおり,相談に不可欠な了解の試みが失敗に帰している。我々の討議では,ハーバーマスのコミュニケイション的行為論によってこの局面を分析的に説明すると同時に合意形成を可能にする方法が開発され,その方法が授業でも実践可能であると確認された。我々はその方法の臨床的な妥当性検証を高橋志雅子氏の授業分析でおこない,それを概念図でモデル化した。Changing a priori premise that classroom is homogenous group is almost inevitable nowadays. A view point of interactive action hat been discussed in fields of educational science and educational sociology: neversless development of methodology is till groping level. According to the study of conflict and consensus, sense of actors in interactive action is naturally uncertainty. Then is the possibility of changing over schoolroom to a space coexisting with diverse individualties closed? This cooperative research aims at verifying validity of theory of ethnomethdology and communicative action as the method to interpret interactive action between nurseroom attendance and school nurse. The result of verifing is the following: theory of communicative action by Habermas is more valid than ethnomethdology.
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