実践場面における質的研究法
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概要
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実践場面ないし臨床場面での変化する状況における行為者間の関与構造を行為者自身の視点(イーミックな見方)でみる研究法は,教師や看護師の専門性に関わっている。この研究法について質的研究法が近年注目されている。本研究はデータから理論仮説を構築するグランデッド・セオリーを大学院で学位論文を執筆する院生に使用できるように改良することを目的とする。院生が実際の作業で最も手こずる場面はデータから最初に概念生成するコーディングの過程であった。ここに行為論をデータ整理の参照系(暫定的視点)として使用し,さらにわれわれスーパーバイザーとの議論を入れると,データ整理から第1ステップの概念生成に要した時間は30時間のゼミナールで可能となった。
- 上越教育大学の論文
- 2006-03-20
著者
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