文章構成におけるメタ認知活動の質的研究:大手町小学校1年生の事例研究

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概要

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小学校1年生の4、5月の文章構成が体験活動を通して「飛躍」することは多くの実践研究によって指摘されているが、その「飛躍」の理論的な説明が課題となっている。先駆的な研究成果として平成19年度の大手町小学校1年生T、Nの作文シートを質的に研究した鈴木美幸(2009)があげられる。本研究は、鈴木の理論仮説と平成21年度の同一小学校1年生Mの文章構成を比較することによって、「飛躍」の理論的な説明を試みた。研究結果として、子どもが体験した内容を振り返り、それをさらに驚き・感動といった主観的世界で振り返ることができ、自己の活動を意味づけることができるようになると、文章構成における表現力が向上することが認められた。データの分析方法にはGrounded Theory Approachを使用して、文章構成の特性を抽出した。
2011-02-28

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