現代ドイツにおけるネオナチ・ユーゲントの文化(6)
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概要
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1992年-1993年に世界の耳目を驚愕させたネオナチの若者の跳梁は,私の在独期間とほぼ重なっていた。在独市民として研究者として私は,その跳梁が市民の日常生活空間の只中に起こった事態に拘り,その背景にある文化を読みたいという欲求に囚われていた。その折々にいまひとつ気をとられていったことは,ネオナチが日本のジャーナリズムにどのように報道され,如何なる文法で読まれていたのか,であった。帰国後に主要新聞と雑誌を検索し,この関心について最小限の確認を付す作業は,結果的に,私は自己の内に在る文化の批判者たりうるのかという最初の問いを自らに再び課することになった。そのことの自覚が,ネオナチの若者の行動に対する批判的精神を欠く傍観的批評文化と批判空間たるジャーナリズムの脆弱さとを見出した過程と対をなしていたことは云うまでもない。Was ist die Ursache von der Entstehung der Neonazi-Jugend im Modernen Deutschland? Man versteht die folgeden drei Punkten als die Ursache davon:(1) die Krise der Identitat und Verlust des Lebensziels, (2) das zusammenbrechende Familiensleben, (3) die schlechte Anpassung des pluralistischen Werts. Aber konnten wir die Entstehung der Neonazi - Jugend durch dieser drei Punkte entsprechend verstehen? Ist es denn moglich, dass die zweckmoglichen Taten,die den Antisemitismus,Grosdeutschismus und Gewalt anrichten, im psychologischen Vakuum und zwar ohne den starken Werken auf die Welt hervortreten? Das alltagliche Lebenswelt der Jugend im Wandel bringt uns das ganz anderen als das schon oben Verstandene.
著者
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