多重ワーク時における複数カメラによる遠隔会議映像の自動スイッチング手法(セッション5: コンテンツ配信・遠隔会議)
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概要
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本研究では, デスクワークと遠隔会議閲覧の多重ワーク支援を目的とし, 多重ワークにおける遠隔会議中継カメラの自動切替手法を提案した.まず, 複数台のカメラが撮影した複数の映像・音声, センサーを用いて取得した参加者の視線データをメモリ上にΔt秒間蓄積する.次に, そのΔt秒の間に音声・視線データから発話情報, ノンバーバル情報を取得する.最後に, 蓄積された発話情報, ノンバーバル情報を基に聞き手の反応を推定し, その反応を基に映像切替の抑制, 適切な発話者への切替を行う.評価実験を通じて, 本手法を用いて視聴者への負担が少ない映像生成が可能であること, 特に負荷がかかった状態で話の内容を理解しやすい映像生成が可能であることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-01-26
著者
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岡田 謙一
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
重野 寛
慶應義塾大学理工学部
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岡田 謙一
慶應義塾大学
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住谷 哲夫
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
津村 弘輔
慶應義塾大学大学院理工学研究科
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高田 格
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
住谷 哲夫
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
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重野 寛
慶應義塾大学
-
高田 格
慶應義塾大学大学院理工学研究科
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