Book Window : 本メディアによって支援される電子情報の提供形態

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本メタファをアプリケーションから分離させたウィンドウインタフェースとして継承する電子ブックについての提案を行う。これによって、一般的に人間が得意とする空間に基づく情報へのアクセスが可能となり、アプリケーション次第でさまざまな作業環境への適用が期待できる。また、SGML(Standard Generalized Markup Language)言語と組み合わせることにより、べた書きのメモから高度に構造化された技術的文書までを同等に扱うことができ、マルチメディア技術を用いて活気的なプレゼンテーションツールを容易に作成することができる。さらには、ディスプレイ上の本に下線を引いたりメモを張り付けたりすることで各ユーザにカスタマイズされた独自の本が生成され、内容をより正確に把握するための一助となるはずである。本稿では、空間的記憶に代表される本メディアの有効性を述べ、電子ブックインタフェースの実現とその発展性についての議論を行う。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク