周波数領域両耳聴モデルによる分離音声を用いた音声認識システムに関する検討
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概要
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カクテルパーティ効果として知られているように, 我々はかなり高レベルの環境雑音下でも会話を維持することが出来る.これは両耳聴の特徴の1つと考えられており, このカクテルパーティ効果の実現を目的とした周波数領域両耳聴モデルが提案されている.本論文ではこの両耳聴モデルによる音源分離後に再合成された信号からパラメータを求めて音声認識を行う.雑音源方向側と反対側の耳に入る信号に着目することにより雑音の影響を減少させることができる.このことから, 左右各々の分離信号を用いて音声認識を行い, その後左右の尤度比較を行うことによって雑音到来方向でない側の認識結果を出力できるような認識システムを提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-11-17
著者
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