ブラインド方式による信号分離の一提案

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概要

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通常、雑音に含まれる所望の信号を抽出する場合、LMS等のアルゴリズムを用いて雑音抑制が行われている。しかし、現実の雑音環境下ではトレーニング信号を作成できない場合などが考えられる。そこで、ブラインド方式の信号分離アルゴリズムが研究されている。しかし、現状提案されているアルゴリズムは、勾配法を用いているため、初期値によって収束点が異なるという問題がある。本論文では、2入力2出力システムにおいて、2つの受信信号の自己相関及び相互相関のみで伝達関数を推定し、初期値に依存しない信号分離アルゴリズムを提案し、その有効性を計算機によるシミュレーションで検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-11-07

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