逆フィルタが不安定となる場合の原音信号推定
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概要
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残響下でエコーを除去し原音を推定する研究は以前から数多くなされている。その中でもインパルス応答を既知とし,逆フィルタによりエコー除去する方法がある。しかし,インパルス応答の周波数特性に零点近傍の値がある場合,逆フィルタは不安定となり原音推定は困難となる。本論文は、LMSアルゴリズムを拡張して状態推定に当てはめ,何回も再帰的に状態推定する方法を提案するものである。状態推定は,逆フィルタを用いずにインパルス応答を用いるため,安定した推定が可能となる。実際の部屋のインパルス応答等を使いシミュレーションした結果、本方法の有効性を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-04-21
著者
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