両耳間強度差をもつ信号音の定位閾値に及ぼす先行音及び後続音の影響
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概要
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本論文では両耳間強度差(IID)をもつ信号音の音源定位閾値に関する情報が同時マスキング及び継時マスキングによってどのように影響を受けるかをヘッドホン受聴により検討した。本実験では同時マスキングと継時マスキングについてIIDを伴う信号の検出閾値と定位閾値を求めた。実験結果は順向マスキング条件で信号音と妨害音の周波数が等しいときは定位閾値は検出閾値より約10dB大きかった。逆向マスキングでも傾向は同じだが、注目すべきは信号音と妨害音が等しい周波数の時には定位閾値は検出閾値より約25dBから40dB大きいことが分かった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-08-02
著者
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