シースルーHMDのためのクライアント・サーバ方式による観察者視点の奥行き情報推定

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概要

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現実世界の映像にコンピュータで作り出した仮想世界を違和感なく融合するためには、オクルージョンや影の再現が重要である。そのためには、観察者の視点から見た現実世界の奥行き情報を獲得する必要がある。HMDに装着した小型カメラを用いてステレオ法で奥行き情報を得ようとしても、カメラの数や解像度が限られるため十分な精度を得ることは困難である。この問題を解決するために、本研究では、観察者の近くに設置した高性能の奥行きセンサをサーバとし、HMDに装着したカメラをクライアントとして、サーバセンサにより得られた奥行き情報をクライアントセンサに供給することにより、観察者視点の奥行き情報を獲得する方式を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-03-18

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