CIE昼光仮説を用いたカラー画像からの物体色と照明色の復元
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概要
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人間の視覚は色恒常性機能を持ち、異なる照明環境の下でも物体の見かけの色の変化に影響されず、色情報を手がかりに物体を同定することができる。コンピュータビジョンにより、色恒常性の機能を実現する方法の一つは、画像から得られた色情報を、照明色と物体色とに分離し復元することである。我々は先に、コンピュータが過去に観測した画像を正確に記録できることを利用した、複数枚の画像に基づく色恒常性アルゴリズムを提案した。本稿では、照明の分光布と物体の分光反射率を安定に精度よく復元するための手法として、色恒常性アルゴリズムにおいて、CIE昼光により解を拘束する方法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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