相互探索法を用いた多眼ステレオ法の高信頼化

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概要

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ステレオ法は、画像という2次元情報を基にシーンの3次元惰報を得る有効な方法であり、3次元画像表示、移動ロボットの視覚センサーなど様々な分野において応用されている。しかし、ステレオ法における対応探索精度は環境や対象物体に大きく左右される。したがってシーンの構造や反射に影響され難いステレオ法の実現が必要とされている。我々は、格子状に配置したカメラから得られる多視点画像からシーンの高精細な3次元情報を獲得する手法を提案している。この方法では、多視点画像の持つ冗長性と物体の輪郭形状の持つ規則性から、隠れ境界付近での正確な視差推定を可能としている。本研究では、カメラマトリクスを用いて撮影した多視点画像において、一対の画像間で対応点を相互に探索することにより対応の信頼性を判断し、全ての画像対から得られる視差精報を統合することで信頼性の良い視差情報を得る方法を手案する。これにより隠れ境界付近での正確な視差推定が可能になった。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12

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