ネットワーク対応型書き方学習システム : インタラクティブ電子ホワイトボードの利用(<特集>Collaborationとagent技術/一般)

概要

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国際化の進展から,日本に滞在する外国人も増え,日本語学習の必要性が高まっている.ところが,漢字を使う日本語は,アルファベット言語圏の外国人にとっては難解で,日本語習得には困難がつきまとう.日本語学習では,文字を書く動作を通した学習が効果的である.手書き動作を入力できる端末としては,タブレットが普及している.最近では,液晶ディスプレイと入力面を一体化したタブレットや,黒板状の盤面にそのまま書き込めるインタラクティブ電子ホワイトボードなどの操作性の優れた製品も発表されている.本報告では,インタラクティブ電子ホワイトボードや液晶タブレットを利用する書き方学習システムを提案する.学習者は,練習したい文字を選択した後に,実際に手書きで練習文字を入力する.システムは,入力練習文字と手本にする標準文字データベースを比較して,書き方に関する注意事項を学習者に返す.学習者は,システムからの注意事項を見ながら繰り返し文字の書き方を練習する.また,本システムをネットワーク上に展開して汎用性を高める.
2003-02-28