音声課題を与えた時の眼球運動と瞳孔面積の変化

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概要

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本研究では、視点の移動時の音声課題による影響を、視点移動、瞳孔面積、瞬目の観点から検討した。光点の追従を行わせ、同時に音声により記憶、しりとり、計算の課題を与えた。その結果、音声課題を与えたり、光点の提示距離が長くなると瞳孔面積が増大した。このとき、視点移動の注視時間が減少し、サッカードの発生率は増加した。また、瞬目時間は増加した。これより、音声課題によって、瞳孔面積、視点移動、瞬目が変化することを明らかにした。また、追従時の移動距離によっても変化することを明らかにした。さらに、音声課題の回答中、回答後の瞳孔面積、視点移動を比較した。その結果、回答中に瞳孔面積と、視点移動のサッカード発生率が増加した。これより、瞳孔面積と視点移動のサッカードは、回答を行うことで変化することを明らかにした。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-03-17

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