眼球運動の特徴を用いた再生課題における回答正誤の予測に関する検討(一般セッション,文字・文書の認識・理解)

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概要

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本報告では,眼球運動の特徴によって文脈の理解を推定する方法を検討した.文章理解に基づく文章内容に関する2肢選択課題での眼球運動の特徴として,注視位置,注視時間,サッカード長,サッカード時間について,文章の提示平面における12方向の特徴をまとめ,回答の正誤による回答前の眼球運動の違いを明らかにした.計測した回答前の眼球特徴情報から,サポートベクトルマシンを用いて,回答される反応の正誤を判別推定する手法を開発した.各特徴の組合せによる性能を検討した結果,全ての特徴データを用いた場合に,推定精度が最も高いことを示した.また,推定精度には,文脈理解の情報量である定義文の数正答率や反応時間が関係することを示した.これらの結果から,眼球運動特徴が文脈理解の程度と関連することを示した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2010-02-11

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