入力が誤差を含む場合の厳密な交差判定
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概要
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計算幾何学の問題を解くアルゴリズムでは,人力に誤差が含まれないと仮定しているものが多いが,実際には誤差の存在が問題になることが多い.我々はより現実的な状況として,入力の各座標成分が誤差を含んでいる場合を考える.誤差を含む入力から最大限どれだけの情報を取り出せるかが我々の主要な関心である.本稿では線分の交差状態を判定する問題について考察する.我々のアルゴリズムは判定結果として「交差する」「交差しない」「判定不能」のいずれかを出力する.入力誤差を考慮した線分の交差判定のアルゴリズムを二つ取り上げ,計算時間の観点から詳細に比較した.当初の予想通り,判定精度と計算コストがトレードオフの関係にあることが分かった。
- 1996-07-25
著者
-
永井 孝幸
鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科
-
都倉 信樹
大阪大学基礎工学部情報工学科
-
安留 誠吾
南大阪大学
-
安留 誠吾
大阪大学情報処理教育センター
-
永井 孝幸
大阪大学基礎工学研究科情報科学系
-
安留 誠吾
大阪工業大学情報科学部
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