ウィンドウシステム間の違いを吸収するライブラリの実現について
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概要
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ウィンドウシステムを利用したアプリケーションなどは,実行環境への依存度が高いため,その移植は一般に業しい.可視化教材などの教育用アプリケーションは,複数の環境下で動作できることが望まれるが,グラフィックス命令等の実行環境に依存するコードを多く含んでおり,各環境毎に作成するには多くの労力を要する.このようなことから,実行環境に依存しないで簡単にアプリケーションの開発が行なえるプログラミング環境が必要となる.本稿では,ウィンドウシステム間の違いを吸収して,複数の環境下で動作するアプリケーションの作成を容易にするライブラリを作成し,それを用いた教育用アプリケーションの作成を行なった.本ライブラリは,X WindowとMS-Windows(Microsoft Windows Operating System Version 3.1J)に対してシステムに依存する処理が必要な部分を各ウィンドウシステム毎にまとめて,それぞれの環境に同一の機能を提供するものである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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