入力誤差を考慮した凸包問題
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概要
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計算幾何学の問題を解くアルゴリズムでは,入力に誤差が含まれないと仮定しているものが多い.そのため,誤差を含んだ入力に対してアルゴリズムを適用しても,得られた出力が正しいことを保証することはできない. 凸包問題については,計算誤差を考慮したアルゴリズムが以前から研究されており,ε-convexδ-hullという考え方に基づいて出力の精度を保証している. しかしながら,これらの手法は入力誤差を考慮しておらず,誤差を含む入力にそのまま適用しても意味のある解を得ることができない.本稿では座標成分に誤差を含む点集合に対し,「常に凸包の内部に存在する領域」「常に凸包の外部に存在する領域」を求める手法を提案し,これらの領域を求めるアルゴリズムについて考察する.
- 1996-12-06
著者
-
永井 孝幸
鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科
-
都倉 信樹
大阪大学基礎工学部情報工学科
-
安留 誠吾
南大阪大学
-
安留 誠吾
大阪大学情報処理教育センター
-
永井 孝幸
大阪大学基礎工学研究科情報科学系
-
安留 誠吾
大阪工業大学情報科学部
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