音像定位受聴試験における刺激音の検討 : 拡声受聴系において
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、空間に仮想的な音源を創り出す音像定位技術についての研究が盛んに行われている。音像定位受聴試験はこの技術を評価するための重要な試験である。しかしながら、音像定位受聴試験の方法についての検討は十分ではない。本研究の目的は、音像定位受聴試験方法の確立である。本稿では、拡声受聴系に焦点をあて、音像の定位感と刺激の提示時間、断続の関係について検討を行った。その結果、提示時間が0.01sから0.3sの間では定位感が上昇し、0.3s以上では飽和すること、また断続により定位感が上昇することが確認された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-01-18
著者
関連論文
- 3/2方式におけるトランスオーラル技術を用いた俯角方向の音像定位の検討(研究速報)
- 装着によるイヤホンのインピーダンス特性と外耳道伝達関数の変動(研究速報)
- 数種の挿入型イヤホンによる頭外音像定位の検討
- 外耳道伝達関数補償のための適応逆フィルタ推定システムの構築(音声,聴覚)
- 信号帯域幅に対する頭外音像定位の外耳道伝達関数補償有無の検討
- 頭外音像定位における外耳道伝達関数補償の影響(電気音響,音響一般)
- 頭外音像定位に関する信号帯域とECTF補償の検討
- DSPを用いたECTF適応逆フィルタの頭外音像定位に関する検討
- 3/2方式の音像定位精度における反射波の影響
- 3音源3受聴位置における複数音源知覚に関する一検討 : 両耳間相互相関関数