85GHz帯輝度温度画像を用いた南極大陸の気温分布の推定(計測・探査)
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概要
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DMSP衛星搭載のマイクロ波放射計SSM/Iにより観測された地球からの電磁波放射雑音は,コロラド大学付属のNSIDCにて解析され,輝度温度画像データとして配付されている.現在,このデータを用いた気象調査が活発に行われている.本論文では,南極大陸における積雪表面温度と地上気温との相関を仮定して,このデータセットの85GHz帯輝度温度画像から地上気温分布の推定を試みたので報告する.推定結果は,観測基地における実測データと比較するとともに,1992年から1996年に行われた南極地域観測隊の観測旅行における観測値とも比較した.その結果,標高2,500mを超える高地において,推定値は実測値によく一致することが判明した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-05-01
著者
-
平沢 尚彦
国立極地研究所
-
和田 誠
国立極地研究所雪氷学部門
-
和田 誠
極地研
-
平沢 尚彦
国立極地研
-
和田 誠
国立極地研究所
-
志賀 太生
室蘭工業大学情報工学科
-
畑中 雅彦
室蘭工業大学情報工学科
-
佐々木 順一
日本電信電話株式会社NTT情報流通プラットフォーム研究所
-
畑中 雅彦
室蘭工業大学
-
畑中 雅彦
室蘭工大
-
平沢 尚彦/田阪
情報・システム研究機構国立極地研究所/岐阜大学総合情報メディアセンター/産業技術総合研究所地球環境評価研究グループ
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