魚眼ビューにおける曲線フオーカスの提案
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概要
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本論文では、点や領域ではなく、曲線や折れ線をフォーカスとするようなゆがみ指向視覚化技術を提案し、その実現と応用の可能性について論議する。魚眼ビューは、大きな情報構造を視覚化するときに、魚眼レンズのように、ユーザの注目点の近傍は拡大して詳細に表示しながら、そこから離れるにしたがって徐々に拡大率を下げることで、局所的詳細と大局概略の両方を同時に提示する代表的な表示手法である,従来は、ユーザの注目する平面上の1点をフォーカスとするもの、複数の点をフォーカスにできるもの、さらに直線や単純な図形をフォーカスとするものも提案されている。しかし、曲線や折れ線のフォーカスに着目し実際の応用やその有効性についての議論はほとんどない。そこで、我々は、マウスやペンなどのポインティングデバイスで自由に入力した曲線をフォーカスとする視覚化を応用例とともに提案し、いくつか試作した座標変換について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-05-17
著者
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岡田 謙一
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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重野 寛
慶應義塾大学理工学部
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岡田 謙一
慶應義塾大学
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塩澤 秀和
玉川大学工学部
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重野 寛
慶應義塾大学
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塩澤 秀和
慶應義塾大学理工学部
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塩澤 秀和
東京電機大学大学院理工学研究科
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井前 吾郎
NTTサイバーソリューション研究所
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井前 吾郎
慶應義塾大学理工学部
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奈須 庄健
慶應義塾大学大学院 理工学研究科
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