重回帰分析を用いた演奏の表情付け : 従来のシステムの発展と演奏プランの考慮
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概要
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これまで我々は音楽演奏における表情付けの研究として,重回帰分析を用いた演奏表現法の学習について研究を行ってきた.重回帰分析は演奏表現法のようなバリュー情報を引き出すには非常に有効な方法である.しかし実際にそれらの情報を用いて未知曲に適用する際,説明変数どうしの影響などのためフィッティングがうまくいかないという問題点も存在する. そこで本稿では(1)説明変数の再考,(2)グループ別重回帰分析を提案し,従来の解法との比較を行うことで本システムの有効性を述べる.また,システムに演奏プラン(演奏者別の表現の違い)が要求された時のそれぞれの演奏差についての考察を行う.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-08-07
著者
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片寄 晴弘
(財)イメージ情報科学研究所
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石川 修
大阪大学大学院基礎工学研究科:(現)日本テレコム株式会社
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石川 修
大阪大学基礎工学部
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井口 征士
広島国際大学 人間環境学部
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井口 征士
大阪大学基礎工学部
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