複数プレイヤ参加型テレビゲームにおける相手プレイヤの協力行動が人物評価に与える影響(ヒューマン・メディア論(2):拡張/仮想現実とコミュニケーション,コミュニケーションの心理及び一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究では、対人テレビゲームにおいて、ゲーム上での相手プレイヤの態度の違いが、対人認知へ与える影響を取り扱う。また、プレイヤのゲーム熟練度によって結果が異なるのかについても取り扱う。実験の結果、プレイヤのゲームの熟練度によらず、プレイヤは協力的な相手を「肯定的な相手である」と評価することか示された。また、ゲーム初級者は、グーム中級者と比較して、協力的な相手を堂々とした人物であると評価した。この結果は、ゲームの熟練度によって、対人評定が変化することを示唆している。また、プレイヤは、協力的な相手とゲームプレイをおこなった場合、よりゲームプレイを楽しいと感じた。これらのことから、ゲーム上での協力行動が相手プレイヤの人物評価にポジティブな影響を与え、またゲーム熟練度によって、相手が同じ行動をとっても人物評価が異なる可能性が示唆された。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-01-17

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク