複数の生成プロセスが制御可能な演奏生成システム「Itopul」
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概要
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本稿では、重み付けや旋律断片の編集を通じてユーザが複数の演奏生成ブロセスを制御できる演奏生成システムItopulについて述べる.類似旋律断片探索を行い,その旋律断片の演奏表清を抽出,転写する事例参照型演奏生成システムは,演奏事例の特徴を反映しやすいという長所を持っている.しかしそれと同時に,ユーザ自身が表情付けを操作したいと思っても直接的にはその部分には関与できないという課題を抱えていた.そこで,Itopulでは上記の課題に対し,1)旋律断片の階層構造の解析,2)旋律概形を記述するパラメータの計算,3)フレージングとパルスモデル4)類似判定基準による使用事例集の切り替え5)ピアノロールを利用した演奏生成結果提示の以上5点の特徴を持つインタフェースを用意した.本稿では,事例参照型演奏生成システムの課題に対する解決策に関する議論を通じて,ユーザによる複数の生成プロセス制御を重視したItopulについて報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-12-14
著者
-
片寄 晴弘
関西学院大学理工学部
-
橋田 光代
関西学院大学理工学部
-
橋田 光代
科学技術振興機構さきがけ研究21
-
橋田 光代
関西学院大学大学院理工学研究科:科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業crestmuseプロジェクト
-
片寄 晴弘
関西学院大
-
伊藤 洋介
関西学院大学理工学部研究科
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