情報隠蔽に注目したオブジェクト指向設計の評価
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概要
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オブジェクト指向ソフトウェア開発において, ソフトウェアの変更容易性を評価するための指標となるソフトウェア尺度を提案する. 提案する尺度は, 変更容易性に強く関連していると思われる情報隠蔽をに注目して定義されており, その情報隠蔽がソフトウエア内で効果的に行われている度合を表す. この度合を情報局所性と呼ぶ. 尺度の定義に際しては, 計測理論に基づく方法を採った. つまり, 計測の目的を変更容易性の評価と定めて, 変更容易性と情報局所性とその尺度との関係をできるだけ明確に述べるように注意した. 提案する尺度を小規模なソフトウエアに適用したところ, 経験的な評価と尺度の値とがよく合致した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-22
著者
-
鳥居 宏次
奈良先端科学技術大学院大学
-
高田 義広
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
保坂 大輔
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
高田 義広
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科:(現)オムロン株式会社
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