開発過程記述言語PDLによるPDL処理系管理スクリプトの記述
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概要
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近年,ソフトウェアの開発過程を形式的に記述しようという試みが盛んに行われている.開発過程を形式的に記述することにより,開発工程の管理を容易に行ったり,ソフトウェアの品質をある水準以上に保つことが期待される.我々は,開発過程記述言語PDL(Process Description Language)を設計し,また,PDLによって記述された開発過程を実行するための,PDLインタプリタなどの処理系を作成した.今回,C言語で書かれたPDL処理系の保守や改良を既存のツールを統合して用いることで効率よく行うための支援系をPDL自身で記述した.この記述(スクリプト)を実行すると,各ソースプログラムの任意のバージョンを取り出して,エディットやコンパイルを行うことができる.また,行うべき適切な作業をメニューから選択できる.このスクリプトはPDLの実際的な応用例のひとつで,PDLの有効性を示すひとつの実例といえよう.本稿では,このPDL処理系管理スクリプトの記述方法とその内容について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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