作業の並行化による影響を考慮した開発プロセスシミュレーションモデルの提案
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概要
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現状のソフトウェア開発においては, 上流工程の作業の完了を待たずに下流工程の作業を開始することによって, 開発期間の短縮化が図られることが多くなってきている. しかし, 上流工程・下流工程の作業を並行して行うことにより, 作業間のコミュニケーションによるオーバーヘッドが増大し, 開発総工数は増加すると考えられる. そこで本研究では, 作業を並行して行うことが, 開発期間と開発総工数に与える影響を予測するための方法として, 並行作業間の依存関係を考慮した進捗モデルを提案し, それに基づく開発プロセスのシミュレータを開発した. 開発したシミュレータでは, 個々の作業に対して要員の割当や作業の開始時刻・条件を変更することにより, 開発期間と開発総工数への影響を観察することで, プロジェクト立案をサポートできる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-05-17
著者
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