作業の並行化による影響を考慮した開発プロセスシミュレータの実験的評価
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概要
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ソフトウェア開発においては,上流工程の作業の完了を待たずに下流工程の作業を開始すること(作業の並行化)によって,開発期間の短縮化が図られることが多くなってきている.しかし,この方法は開発総工数の増加を招くため,実際のプロジェクトにおいては,開発期間と開発総工数のトレードオフを予測することが重要となる.我々は,作業を並行して行った場合に開発期間と開発総工数に与える影響を予測するためのプロセスモデルと,それを用いたシミュレータを試作している.本稿では,試作したモデルの改良を目的として,実際のプログラムの開発を作業を並行化して行なった場合と並行化せずに行なった場合で,進捗の変化にどのような違いがあるかを調べる実験を行なった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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松本 健一
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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飯田 元
奈良先端科学技術大学院大学
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鳥居 宏次
奈良先端科学技術大学院大学
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松本 健一
奈良先端科学技術大学院大学
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矢部 智
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
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