ソースコードの差分情報を用いたコードレビューコストの分析(レビュー,品質(学生セッション))
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概要
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プログラマは変更したソースコードに欠陥がないかを確認するために,レビュアにコードレビューを依頼する.しかし,複数のレビュー業務を抱えているレビュアの場合,それぞれのレビューを行うために必要な労力や時間(すなわちコードレビューコスト)を手際よく見積らなくてはならない.そこで本研究では,変更前後のソースコードの差分情報から計測できる値を元に,コードレビューコスト見積り手法の提案を目指す.本稿はその第一歩として,オープンソースソフトウェアの開発過程で作成された様々な差分ファイルをレビューすることで,コードレビューコストに影響を与えている要因を調査した.その結果,変更の種類,変更量,複雑度,影響範囲が主な要因として挙げられた.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2009-03-11
著者
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松本 健一
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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森崎 修司
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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松本 健一
奈良先端科学技術大学院大学
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保田 裕一朗
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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森崎 修司
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
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