時間駆動型Webサービス呼び出しフレームワークWS-Schedule Managerの提案と実装(webサービスとコンテキスト)

概要

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近年Webサービスを何らかのイベントをきっかけとして呼び出す,イベント駆動型アーキテクチャ(EDA)の技術が研究・開発されてきている.多くのEDAのフレームワークは,あらゆる種類のイベントに対応できるよう設計されているため,その仕様が複雑・膨大になりがちである.したがって,特定のイベントのみを扱うWebサービスシステムに適用する際にも多大な労力がかかる.本稿では,数ある種類のイベントのうち「時間イベント」に特化した,Webサービス呼び出しフレームワークWS-Schedule Managerを提案する.ユーザが呼び出すWebサービスとパラメタ諸元およびその時間スケジュールを登録すると,WS-Schedule Managerが指定した時間にWebサービスを呼び出す.Webサービスの時間駆動呼び出しという目的に特化しているため,仕様がコンパクトで動作が軽量であり,さまざまなWebサービスアプリケーションに組み入れて使用することができる.また本稿では,ホームネットワークシステムの目覚ましサービスなど,いくつかの適用事例について考察を行う.
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-03-01