音声対話システム構築のための実対話データ収録実験
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概要
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音声対話システムを構築する知見をえるための実対話データを収録する実験について述べる.従来より,対話データを収録する手法として,よく知られるWizard of Oz (WOZ) 方式と呼ばれる手法がある.WOZ方式は,システムになりすました人(この人をWizardとよぶ)と被験者が対話をする手法である.従来おこなわれてきたWOZ方式でのデータ収録は,文法や語彙の設計など,ある特定の音声対話システムを構築するための知見をえるためのものが多かった.本稿では,人間と機械がやりとりをおこなううえで,そのやりとりを可能にする要素を明らかにするためのデータを収録することを目的とした.WOZ方式による実験で,40人の被験者による対話データを収録した.実験では,被験者ひとりあたり,20分から70分程度のデータを収録した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-07-07
著者
-
田中 和世
電子技術総合研究所
-
長谷川 修
電子技術総合研究所
-
伊藤 克亘
電子技術総合研究所
-
速水 悟
電子技術総合研究所
-
秋葉 友良
豊橋技科大
-
長谷川 修
電子技術総合研究所知能情報部
-
秋葉 友良
東京工業大学工学部情報工学科
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