単語アクセントパターン識別におけるモーラ単位HMMの語彙独立性の評価と検討
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概要
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音声認識に韻律情報を利用するためには、音韻情報と独立していて、かつそれと自由に組み合わせて用いることができる韻律情報のモデル化が不可欠である。本論文では、従来提案してきた韻律情報の一つであるアクセント情報のモデルについて、孤立単語音声のアクセントパターン識別実験を通して、音韻情報との独立性を評価・検討したので、これを報告する。このアクセント情報のモデルはモーラ単位の離散分布HMMで、各単語アクセントパターンのモーラごとに学習される。モデル生成には、自動的に抽出された音声基本周波数に関する特徴量を用いた。学習と識別では語彙の異なる4モーラ語の音声資料を用い、アクセントパターンモデルの語彙独立な自動識別実験を行った。その結果、語彙依存の識別実験結果と比較して識別率に差が若干見られた。音韻情報との独立性をさらに保証するようなモデルの改善が望まれる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-17
著者
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