CMOSゲートアレイ用マクロセル自動レイアウトシステムの適用結果と機能改善

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我々は高密度ゲート分離方式のCMOSゲートアレイ(以下GA)用マクロセル自動レイアウトシステムMCgenを開発し1,000セル以上のレイアウト設計に適用してきた。MCgen で自動生成したレイアウトの '品質' は、平均的には人手設計より良い結果を得ている。しかしマクロセルはLSIのレイアウトにおいて繰り返し使用されるため、実際には設計者は改善の余地のある生成結果を人手修正しており、この作業はマクロセルレイアウト設計期間の8割以上にもなっている。マクロセルレイアウトに対する要求品質は多様で、自動生成でその全てを同時に取り扱うことが困難である。また、自動アルゴリズムは発見的手法を用いているので、考慮する品質についても常に最適解を得られるわけではない。従って自動生成結果に対する人手修正を完全に無くすことは困難である。そこで、修正作業そのものを効率化するため、これまでの適用結果における修正内容を分析して、本システム専用の、分離トランジスタ挿入やトランジスタ並べ換えの機能を備えた対話編集プログラムを開発した。以下では、高密度ゲート分離方式のマクロセルレイアウト設計問題と自動生成アルゴリズムの実現方法を説明し、適用結果と開発した対話編集機能の概要を述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12

CMOSゲートアレイ用マクロセル自動レイアウトシステムの適用結果と機能改善

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