敷き詰め型ゲートアレイの自動配置における対話編集機能の実現

概要

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3層配線CMOS敷き詰め型ゲートアレイ(Sca-of-gates array;SOG)では、ゲートアレイとは異なりトランジスタがチップ上に敷き詰められており、ROM RAM等のラージマクロやゲートアレイの同一高さのセル(以下、標準セルと呼ぶ)をチップ上の任意の位置に配置することが可能であり、ラージマクロの配置、セル列(標準セルを配置するための領域)及び、チャネル(配線領域)を設定するという処理が配置の前段階で必要である。この処理の結果は配線可能性に大きな影響を及ぼす。さらに、タイミング上の制約から、自動配置に対し様々な制約の指定を行なう必要がある。これらの処理は、全自動で行なうのは困難であるため、ラージマクロ配置、チャネル、セル列の設定及びセルの配置位置の領域指定等をワークステーションの画面上で、機能コマンド群を用いて対話的に編集するツール(配置前処理プログラム)を実現した。本論文では、配線手法にチャネルルータを採用した場合に特に有効な2つのコマンド、スライシング構造となるように逐次ラージマクロを配置して行くためのコマンドと、配線領域のチャネル分割処理に対する人手指定コマンド、を含む配置前処理プログラムの機能コマンド群の概要と適用結果について報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

敷き詰め型ゲートアレイの自動配置における対話編集機能の実現

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